ヒラリー・ダフがシャロン・テート殺人事件を描いた映画で主演
2018/03/12
テレビドラマ「リジー&Lizzie」や映画「シンデレラ・ストーリー」などのヒット作を持つ歌手・女優のヒラリー・ダフ(30)が、2018年公開予定のスリラー映画「The Haunting of Sharon Tate(原題)」で、60年代に数少ない代表作を残しこの世を去った美人女優シャロン・テート(26歳没)を演じたことが話題になっています。
こちらがヒラリーが2月6日にインスタグラムに投稿した写真。
ヒラリーがインスタグラムで「この2週間、インディペンデント映画でシャロン・テートを演じる信じられない機会をもらったわ。彼女は素晴らしい女性で、これは真の名誉だわ。」と説明したとおり、1969年にカルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達にハリウッド・ヒルズの自宅で惨殺された女優シャロン・テートをヒラリーが演じています。
世紀末倶楽部 vol.1 特集:チャールズ・マンソンとシャロン・テート殺人事件
当時殺害現場に居合わせ、一緒に殺害されたシャロンの元恋人を演じるのは映画「ミーン・ガールズ」のジョナサン・ベネット、シャロンの友人アビゲイルを演じるのはモデルのリディア・ハースト、監督は「エクトプラズム 怨霊の棲む家」(これも実話ベースのホラー映画)のダニエル・ファランズ、ということがわかっています。
ちなみに、最近セクハラ擁護発言などでお騒がせの映画監督クエンティン・タランティーノも、レオナルド・ディカプリオ × マーゴット・ロビー主演でこの事件を取り扱った映画を制作中のようです(2019年公開)。
シャロンは映画「吸血鬼」で共演した映画監督ロマン・ポランスキーと1968年に結婚。殺害時は妊娠8カ月でした。
この映画はシャロンの視点から描かれており、シャロンが亡くなる1年前のインタビューで「自宅に幽霊が出る夢にうなされたり、悪魔的なカルトの手で殺される予感がする」と発言していたことからプロットが練られたとDeadlineが伝えています。
ところが、この映画化のニュースに不快な思いをしたのがシャロンの実妹デブラ・テートさん。
デブラさんは
「誰が演じるのかは問題ではなくて、ただ悪趣味。」
「あの恐ろしい出来事の50周年の記念に、みんなが何かをリリースしようとバタバタしてるのが、低能だわ。」
とPeopleにコメントしました。
上記に書いた、シャロンがインタビューで答えたという「殺される予感、悪夢」についても、
「彼女にそんな予感なんてなかったことを知ってるわ。彼女の友達みんなに確認したけど、誰ひとりとしてそんな事実知らなかったのよ。」
とこの映画の主旨を真っ向から否定しています。
個人的には、シャロン・テートもヒラリー・ダフも気になる人なので観たいと思います。
ただ、ダニエル・ファランズ監督が脚本を書いた実話ベースの映画「隣の家の少女」(2007)がかなり残酷で悪趣味みたいなので、ちょっと躊躇もします。