ブリジット・バルドー、相次ぐセクハラ告発を非難
2018/01/24
フランスが生んだ伝説的女優ブリジット・バルドー(83)が、昨年からハリウッドを中心に盛り上がりを見せているセクハラ告発運動「#MeToo」を痛烈に非難しました。
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ブリジット・バルドー怒りと絶望―他人はこれを「暴言・妄言」と呼ぶ
Varietyによると、ブリジットはフランスの週刊誌パリ・マッチのインタビューでこう答えています。
「一般的な女性ではなく女優の場合だけど」と前置きした上で「そのセクハラ告発のほとんどが偽善的で、ばかげていて、興味なし。それよりも議論されるべき重要な事がある。」
1960年代、代表作の「素直な悪女」をはじめ多くの映画で小悪魔を演じ元祖フレンチロリータとして人気を博したブリジット。
赤ちゃんのような気まぐれな表情と、メリハリのあるボディが売りのセックスシンボルとして「BB(ベベ)」と呼ばれたことはあまりにも有名ですが、そんな彼女は意外にもセクハラとは無縁だったと言います。
さらにブリジットは「『君はキレイだ』とか『可愛いお尻だね』とか言われるのは気分良かったわ。こういったお世辞は嬉しいものよ。」と述べ、
「女優たちは役をもらうためにプロデューサー達に近づいておきながら、セクハラされたと騒ぐのね。」
「実のところ、告発は身を助けるよりもむしろ、傷つくことになるのよ。」と独自の見解を示しました。
一見激しく炎上しそうなこの過激な意見ですが、Varietyのコメント欄にはブリジットに賛同し、称賛するコメントがたくさん寄せられています。
ちなみに、ブリジットは1973年に女優業を引退し、その後は動物愛護運動に力を注いでいます。
ある意味、セックスシンボルとしての存在がこれくらい突き抜けてしまうと、説得力があるというか。
最近のムーブメントに違和感を感じていた人々は、彼女にモヤモヤした気持ちを代弁してもらってスッキリしたのかもしれません。