デートDV被害者メリッサ・ドーム、救ってくれた救急救命士と結婚
2017/12/10
2012年にフロリダ州クリアウォーターで、ある女性が元恋人に32ヶ所刺されて瀕死の状態で運ばれるという事件がありましたが、その事件の被害者メリッサ・ドーム(25)が、最初に駆け付け彼女を救った救急救命士キャメロン・ヒル(42)と今月結婚しました!
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「もう誰かに心を開こうとさえ思っていなかった。怖かった、でもキャメロンに出会ったの。」とPEOPLEに語ったメリッサ。
メリッサには高校時代から約2年間つきあっていた元恋人がおり、交際中は暴言や暴力などのデートDVを受けていました。やっとの思いで別れたメリッサでしたが、ストーカー化した元恋人が最後に一度だけハグさせてくれ、と懇願してきたといいます。
2012年1月、当時20歳だったメリッサはその要求に応じ元恋人に会いましたが、その時ナイフで顔や頭、腕など計32ヶ所を刺されたのです。
通りがかった若者2人が救急車を呼んでくれ、そこへ駆け付けたのが救急救命士のキャメロンでした。キャメロンはメリッサをヘリコプターに乗せて運びましたが容態はとても深刻でした。
PEOPLE
しかしメリッサは奇跡的に命をとりとめ、数回の顔の整形手術などを経て復活。事件から約10ヶ月後、メリッサはキャメロンをお礼のランチに招待し、2人は自然に付き合い始めました。
回復後、精力的にデートDVについての講演を行っていたメリッサは、メジャーリーグのタンパベイ・レイズの始球式に呼ばれました。なんとその始球式でキャメロンがメリッサにプロポーズ!
この動画も人々の感動を呼ぶことに。
運命の出会いと、4年の交際を経て結婚することになった2人。このニュースは全米に流れ「まるでおとぎ話のようだ」と人々の胸を温めました。
2017年3月4日。フロリダ州デード・シティの農場で、200人の友人、家族、6人の消防士、メリッサを救った担当医や救命士らを招待した豪華な結婚式を挙げたメリッサとキャメロンの様子も、ニュースにとりあげられました。
「元の場所に戻ってきたと感じる瞬間だった。キャメロンとともに人生の最悪な日と最高の日を経験したのよ。」とメリッサ。
そんなメリッサを「綺麗だった。理想の女性と結婚したんだ。」とキャメロンもPEOPLEに答えています。
メリッサもキャメロンも最初は恋に落ちるとは想像もしていなくて、これは思いがけない出来事だったと言います。
「彼女の強さは信じられなかった。最初そこに強く惹かれたんだ。」とメリッサの回復をそばで見守っていたキャメロンは振り返りました。
「キャメロンは本当に素晴らしかった。いつも色んな形でそばについていてくれた。たとえ私がひどく機嫌が悪かったり、ひどい1日を過ごした日だとしてもね。この人が一緒にいるべき人なんだ、って思うと不思議な気持ちになるの。虐待のあとでも人生と愛は手に入れられるのよ。」と言うメリッサは現在も女性がデートDVから身を守ることを訴え続けています。
良い話ですね☆
日本の番組「ザ・世界仰天ニュース」で放送されそうな感動話だな〜と思ったら、実際2015年にとりあげられたようです!