「The O.C.」製作者ジョシュ・シュワルツが語るドラマの裏側
2018/11/12
12年前にカリフォルニア州オレンジカウンティに住むお金持ちセレブの生活を描いた「The O.C.」はアメリカのティーンたちを中心に社会現象まで巻き起こす大ヒットとなりました。
その大ヒットドラマを世に送り出したのが、プロデューサーのジュシュ・シュワルツです。(写真左端↓)
2016年6月12日に開催されたATXテレビジョンフェスティバルに、ジョシュ・シュワルツをはじめ、エグゼクティブプロデューサーのステファニー・サヴェージ、脚本家のレイラ・ガーステイン、音楽監督のアレキサンドラ・パトサヴァスらが再集結し、4シーズン続いた人気ドラマ「The O.C.」を振り返りました。
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当時ジョシュは26歳、南カリフォルニアでの自身の体験についての番組を作りたいと思っていたテレビドラマ界の新人でした。
ユダヤ系のジョシュがUSC(大学)で映像の勉強をするためにロードアイランド州プロビデンスからカリフォルニアにやってきて、水球選手という"生物"に初めて出会ったという実際の出来事から「The O.C.」のアイデアが生まれたそうです。
「それは僕が初めてオレンジカウンティの生活に触れた出来事だった。」とシュワルツは語ります。
よそからやってきてカルチャーショックという意味では、ライアンもしくはサンディ・コーエンの視点から描いていたんですね!
ユダヤ系というところは、コーエン一家に反映されてます。
シーズン3の最終回でミーシャ・バートン演じる主人公マリッサ・クーパーの死という衝撃的な幕引きで、ミーシャを番組から送り出す決断をしたことについてジョシュは「複雑なんだ」と言います。
当時、映画にも挑戦したかったミーシャはドラマ撮影のために映画のオファーを何度も断ることになってしまったことなどが理由で、降板を申し出るも受け入れられず、「The O.C.」へのやる気を無くしてわざと遅刻してきたりやる気のない態度をとっていたと噂されました。
実際に、最近になってミーシャ自身もあの頃は機械のように感情をなくしてしまい辛かった、と語っています。
いきなりスターダムに押し上げられたプレッシャー、24時間パパラッチに追われる辛さ、周りにいろんな人が集まってくることなど、色んなことが積み重なったのでしょう。
そしてジョシュは、ミーシャの希望とテレビ局、両方の板挟みになったのかもしれません。
ジョシュは「たくさんの原因があって、僕達は本当に苦闘したんだ。」と言います。
ジョシュとエグゼクティブプロデューサーのステファニー・サヴェージの2人はいまだにそのことについて話し、振り返ることがあるといいます。
The O.C.ファンのネット上の声は彼らの耳にも届いているようで、マリッサの死に対するファンの怒りや驚きの大きさに製作側の彼らも驚いたようです。
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マリッサ・クーパー役はオリヴィア・ワイルドが演じる予定だった?
ジョシュいわく、最初ミーシャ・バートンを主人公マリッサにする予定にしていなくて、実際はシーズン2でアレックス・ケリー役を演じたオリヴィア・ワイルドに演じてもらうことを考えていたそうです。
けれど実現しなかった理由は「マリッサという女の子はライアンが守ってあげないといけないような、隣の女の子的なところがあるけれど、オリヴィアはタフで守ってもらう必要がないようなイメージだったから。」と理由を明かしています。
たしかにオリヴィアには、孤高の美人キャラとかが似合います。
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