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「ザ・ヒルズ」プロデューサー達が語った番組の裏側

      2018/05/31

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少し前のものですが、興味深い部分もあったので2016年6月1日に米REFINERY29に掲載された記事を紹介します。今夏アメリカで放送された「ザ・ヒルズ」10周年特番の前に、プロデューサー達がインタビューを受けて明かしたMTVリアリティ番組「ザ・ヒルズ」の舞台裏です。
REFINERY29

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今回インタビューを受けたのは以下の3人。
エグゼクティブ・プロデューサー:アダム・ディヴェロショーン・トラヴィス
エグゼクティブ・プロデューサー兼MTV編成部長(2009-2010):トニー・ディサント

「ラグナビーチ」「ザ・ヒルズ」の構想

アダム:最初、オープニングテーマ曲はナターシャ・ベディングフィールドの「Unwritten」の予定ではなかった。パイロット版(放送局内部で検討するための試写版)ではケリー・クラークソンのミリオンヒット曲「Breakaway」を選んでいた。しかし決定が難航し、代わりの曲を探していたところ、誰かが持ってきた「Unwritten」を聴くやいなや「ザ・ヒルズ」に完璧にマッチしていると思った。その選択は大成功で、最終回ではスローダウンしたアカペラバージョンも起用した。

「ザ・ヒルズ」サウンドトラック

「ラグナビーチ」が製作される以前、リアリティ番組の元祖と言えばMTVの「The Real World」でした。一般人の数人を1つのアパートに同居させて、彼らの生活をMTVのカメラが密着するという番組。現在のリアリティ番組(カーダシアン家とか)でもよくある、映像の合間にはさまれる当事者のインタビューシーンがつきもの。

こういうやつ。↓
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バチェラー・ジャパン 予告編

しかし、そのドキュメンタリー・テクニックを使わずに新しい試みでリアリティ番組を作ったのが「ラグナビーチ」の制作陣でした。

トニー:当時のMTVのボスに「The Real World」のような出演者たちのインタビューなしで番組が成り立つのか?と聞かれプレッシャーだった。だらだらと(素人たちを)撮った映像だけをまとめることは難しく、「ラグナビーチ」初回放送まで1カ月をきった頃はまだ第1話すらうまく編集できていなかった。

ローレン・コンラッドを主人公にしようと思いついたのは番組をエントリーする寸前だった。それからラグナに戻って、ラグナビーチシーズン1の冒頭シーン(ローレンが海辺を歩いているシーン)を撮影し、ローレンの声「高校最後の年は…」のセリフをかぶせた。これは映画「おもいでの夏」(1971年)からヒントを得た。


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アダム:脚本がないのは本当だけれど、撮り逃した場面を撮り直ししていたことは隠していない。週末カメラが密着していない時に事件が起こったりすると、戻って再現してもらい撮影していた。

ショーン:撮影は望遠レンズで行っていた。そうすることで、出演者の表情にもクローズアップでき、わずかな表情の変化を捕えることができた。それに、カメラが遠いとキャストたちはプライバシーを感じることができ、カメラの存在を忘れることができた。編集面では、2人のキャラクターの1時間に及ぶディナーシーンを45秒とか2分ほどのシーンに編集したが、誰が誰に好意を持っているかどうかを見抜き、まばたきや仕草などを見逃さず注意深く編集していた。それから音楽を加えてストーリー仕立てにした。

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アダム:「ラグナビーチ」のあと、ファッションデザイナーを目指してファッションスクールに通うためロサンゼルスに移るローレンを追いかけたいとMTVに告げた。彼女の大都市でのあらゆる初体験をカメラにおさめたかった。ローレンはまだ18歳だったので、本人に聞く前にまずローレンの両親に挨拶に行き許可をもらった。それからニューヨークへ飛びMTVに報告すると「じゃあ作ってみろ」と言われた。

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仕事か、恋人か?ローレンの選択

ラグナビーチ時代からの恋人ジェイソン・ワラーはローレンにとってだんだんとやっかいな存在になっていきました。シーズン1の最終話では、ティーンヴォーグのインターンの一環でパリに行くか、ジェイソンとビーチハウスでひと夏を過ごすかの選択を迫られたローレンはジェイソンを選びました。

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ショーン:ローレンとジェイソンはいつもトラブルを抱えていた。2人はそのとき別れていて、夏の間パリで働く機会が訪れた。これはまるで映画「プラダを着た悪魔」のようで、『これはいい。パリで撮影するぞ〜』とみんなはりきっていた。しかしローレンは行きたがらなかった。「なんだって?馬鹿げてる。こんなチャンスを見過ごしてジェイソンとひと夏を過ごすのかい?ローレンは番組を台無しにするつもりか。」って感じだった。

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アダム:ローレンがパリを選ばなかったことにとても失望した。本当に行ってほしいと思っていたから。物語的には、彼女がビーチハウスにいるジェイソンのもとへ行く方を選んだというのもなかなか良かったけど…。彼女が決断したとき、制作陣は座り込んで「視聴者にどのようにして伝えるのがベストなのか?どうすれば説得力が出るか?」を話し合った。そこへ、視聴者は最後までローレンがどっちを選んだかわからない、ビーチハウスへ行くのか空港へ行くのか…そして最後に、空港のリサ・ラブのもとに現れたのはホイットニーで、ローレンがビーチハウスに現れる、という構成が思い浮かんだ。これはお気に入りの演出のひとつ。

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スペンサー・プラットの登場

シーズン2で、ハイディ・モンタグスペンサー・プラットと付き合い始めました。彼は主役ローレンを敵に回したことで、最も優れたリアリティ悪役タレントの1人になっていきました。スペンサーは親友同士だったローレンとハイディの間に深い溝を作り、絶縁に導びきました。
スペンサーは「ザ・ヒルズ」出演当時に、自分とハイディは有名になるためならなんだってする人間(fame whores)だとあっさり認めています。パパラッチに電話してローレンの居場所を知らせたりしていたそう。


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ショーン:スペンサーのことが好きだから、彼がアンチ達にいまだに嫌われているのは悲劇だ。スペンサーはリアリティ番組「The Princes of Malibu」(ブロディ・ジェンナー主演)を制作した賢い子だ。でもミスを犯したんだ。ローレンはスペンサーにとても傷つけられたし、許されることはない。しかし彼も傷ついていたと思う。有名になりアンチに嫌われるということは耐えがたく辛いこと。スペンサーにとっても、とてもしんどかったと思う。


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主役はローレンからクリスティンへ

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クリスティン・カヴァラーリが主役のバトンを受け取ったあと、話の流れがよりドラマチックになり、番組の雰囲気がガラッと変わりました。クリスティンはいかにプロデューサーたちが番組を操っていたかを何度となく暴露しています。

アダム:彼女たちは全く違う個性を持っていた。ローレンはどちらかと言えば、お堅くて控えめなところがあり、感情を顔の表情で表すタイプ。クリスティンは感じたことをそのまま口に出すタイプ。

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↑この表情、ローレンらしくて大好き☆

ショーン:ローレンは色んな形(恋愛、友情、仕事…)で番組を引っ張ってくれていた。ローレン抜きでも、番組を繋ごうと努めた。そこへクリスティンが来てくれて助かった。彼女はただ番組を作ろうという意思を持っていた。脚本はなかったけれど「ねぇデートして見せ場を作ろう!」という感覚で、デートをしてドラマを作ってくれた。(高校時代からゲーム感覚で恋愛を楽しむ、駆け引き上手なコでしたね☆)
クリスティンがザ・ヒルズに参加したとき、新しいオープニングを撮影しなければならなかった。ヘリに乗って上空から撮影して、クリスティンはパシフィック・コースト・ハイウェイを運転した。1バージョンを撮ったあと、6〜7回撮り直した。クリスティンはただ「もう1回やりましようか?」と言った。ローレンと違うところは、もしローレンだったら「もうやらないわ。リアリティ番組なんだから。もう1テイク撮ったでしょ。」って言うだろうね。

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エンディングについて

トニー:アダムがオフィスにやって来て、最終回のアイデアについて語った。多くの人が「ザ・ヒルズ」はリアル?ヤラセか?と討論していたので、あのエンディングはクールだと思った。ヤラセかどうかはもはやどうでもよくて、人々がそれだけキャストやストーリーにのめり込んだってことだ。正直に言うと、のちに公開されたもうひとつのエンディングの方は、よりヤラセっぽいと感じた。

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こちらが後日公開された、もうひとつのエンディング。

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元キャストたちの現在について

ショーン:最近ローレンと話したけど、最近になってようやくザ・ヒルズを観ていない世代の子たちにローレンだと気付かれるようになったと言っていた。その子たちは元リアリティタレントだということすらも知らない場合があるらしい。作家またはファッションデザイナーとして認知されていることをローレンは喜んでいた。

Lauren Conrad: Style
Lauren Conrad: Style

アダム:ローレン、ホイットニー、クリスティン、オードリナ…みんなそれぞれの道で活躍していて嬉しい。僕のオフィスにはそこらじゅうに彼女達のポスターが貼ってあるんだ。特にローリングストーンズの表紙はお気に入りだよ。

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